Workday/ワークデイ(WDAY)とは?
Workday, Inc./ワークデイ・インク(ティッカーシンボル:WDAY)の基本情報としては、創業は2005年、ナスダックへのIPO(上場)は2012年10月、決算1月です。
ワークデイ(WDAY)のシステムでは、クラウドベースで企業向けに財務管理や人事関連の管理のソフトウェアを提供しています。
そのシステム利用料が収益の柱で、SaaS(Software as a Service)の会社です。
ワークデイ(WDAY)を利用する顧客には、グローバルで展開する大企業から中小企業まで幅広く市場を開拓されています。
ワークデイ(WDAY)の設立、創業者、CEO、大株主
ワークデイ(WDAY)は、2005年にOracle(オラクル)が統合基幹業務システムを行ってきた”PeopleSoft”という会社を敵対的に買収した後に、”PeopleSoft”の創設者で前CEOであった、David Duffield(デイビッド・ダフィールド)と元PeopleSoftのチーフストラテジストであったAneel Bhusri(アニール・ブースリ)によって設立された企業です。
ワークデイ(WDAY)の現在のCEOは、共同創業者のAneel Bhusri(アニール・ブースリ)です。彼はインド系アメリカ人で、Greylock Partnersのパートナーでもあります。
ワークデイ(WDAY)は従業員満足度などの調査では高評価を得ており、2020年フォーチュン誌では「働く企業トップ100のフォーチュンリスト」で5位にランクインされました。
2005年3月に設立された当初は、創業者のダフィールドとベンチャーキャピタル会社のグレイロックパートナーズ(Grayrock Partners L.L.C.)から資金提供を受けていました。
2020年、現在でも創業者のダフィールドは22.3%の株式を保有する大株主です。
(参照→ 会社に投資する株式と、通貨に投資するFX )
ワークデイ(WDAY)の歴史や買収、導入企業
ワークデイは2008年2月6日、ESB(エンタープライズサービスバス)ソフトウェアベンダーの「ケープクリアソフトウェア(Cape Clear software company)」を買収することを発表しました。
2008年5月、WorkdayはシンガポールのEMS(Electronics Manufacturing Service/製造業)
ワークデイとの契約を公開した他のグローバル企業には、イギリスの保険会社であるAviva(アビバ)、砂糖やバナナ販売のChiquita Brands(チキータ・ブランド )、航空機・航空機メーカーのCAE Inc.、半導体メーカーのFairchild Semiconductor(フェアチャイルドセミコンダクター)、害虫駆除のRentokil Initial(レントキル・イニシャル)、大手メディアのThomson Reuters(トムソン・ロイター)、総合メディア企業のTime Warner(タイム・ワーナー)などがあります。
現在では、楽天やユニクロのファストリテイリング、ソニー、ネットフィリックス、プーマなども同社のシステムを導入しています。
同社の日本支社は、東京都港区南青山にあります。
ワークデイ(WDAY)のIPO(上場)と競合会社
2012年10月、ワークデイはニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「WDAY」を使用して最初の株式公開(IPO)を開始しました。(その後、ナスダックに上場先を転換、ティッカーシンボルは変わりません。)
初値株価は28ドルで、10月12日金曜日の48.69ドルで初日の取引を終了し、上々のIPOとなりました。
その株式公開では、2億2750万のクラスA株を販売し、6億3700万ドルを調達に成功しました。
同社の競合企業には、SAP Successfactors(SAPサクセスファクターズ)、Oracle(オラクル)、Zoho(ゾーホー)、beqom(ビーカム)、The Ultimate Software Group(アルティメット・ソフトウェア・
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Workday/ワークデイの製品の強みや特徴
ワークデイは、2020年3月の時点で34の製品ラインを有しており、最新バージョンは「2020 R1」です。 毎年9月と3月の半年ごとにメジャーアップデートをリリースしています。
同社は、アメリカ・オレゴン州ポートランド、ダブリン・アイルランド、オランダ・アムステルダムデータセンターを運営しており、主要なコンピューティングインフラストラクチャプラットフォームには、Amazon Web Services(AWS)を使用しています。
2017年7月、WorkdayのCEOであるAneel Bhusri(アニール・ブースリ)は、プラットフォーム(PaaS)市場に参入するために、同社がプラットフォームを開発者、パートナー、サードパーティソフトウェアに開放すること発表しました。
この動きにより、顧客はWorkdayと連携するカスタム拡張機能やアプリケーションを構築できるようになります。
この他の動きとしては、2017年10月デュオ・セキュリティーと資本業務提携をして、セキュリティーを強化。
18年8月に予算管理クラウドのアダプティブ・インサイツを買収し、19年12月には企業の調達プラットフォームを提供するスカウトRFPを買収。
ワークデイ(WDAY)の業績・決算の数字
ワークデイ(WDAY)の決算の数字を見てみると、売上高と営業キャッシュフローが順調に伸びていることがわかります。
近年の買収や先行投資での費用がかさみ、純利益では赤字が続いています。
しかし買収や先行投資が一巡すれば、売上が伸びていることもあり利益も残ってくるのではないでしょうか。
ワークデイ(WDAY)の株価の推移と時価総額
ワークデイ(WDAY)の株価の推移を見てみると、コロナでは株価下落が起こりましたが、しっかりと右肩上がりで伸びていることが見て取れます。
時価総額もSaaS(Software as a Service)業界のプレイヤーとしては、かなり大きめの450億ドル(約4.7兆円)となっています。
これからテレワークの普及などでの追い風もあるでしょうから、今後のワークデイ(WDAY)にも注目していきたいですね。
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