Bill.com, Inc./ビル・ドットコム・インクとは?
Bill.com/ビル・ドットコムは請求書の作成から送信、支払いまでの財務ワークフローをクラウドで自動化し、簡単にすることができるソフトウェアを提供している会社です。
Bill.com、はカリフォルニア州パロアルトとテキサス州ヒューストンにオフィスを構えています。
ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルは【BILL】で、6月決算です。
主な競合他社には、CoupaやTipalti、YayPayなどがあります。
【参照 → ビジネス支出管理のCoupa Software 企業まとめ 】
(参照→ 会社に投資する株式と、通貨に投資するFX )
Bill.com/ビル・ドットコム(BILL)の特徴と強み
Bill.comの特徴として、使っている他社のソフトウェアの財務データをBill.comの会計システムと統合してクラウドで共有するように構築されています。
他社ソフトウェアとの自動同期によるデータ統合により、手動でのデータ入力を減らし、財務管理の作業を効率化して、管理を簡単にすることができます。
例えば、Bill.comはNetSuiteと直接統合が可能となっており、システムに請求書を送り込むことができ1つのプラットフォームで管理することができます。
Bill.comはでは、米国のトップ100の会計事務所の70%以上で利用されており、2019年9月時点では137か国と106通貨への国際決済をサポートしています。
BIll.comの現在の顧客には、JPMorgan Chase Commercial Bank、Commerce Bank、First National Bank of Omahaなどがあります。 Bank of AmericaとPNCも、支払いテクノロジーの一部としてBill.comを使用しています。
Bill.comは、Oracle NetSuiteやSage Intacct、 QuickBooks、Xeroなどの会計ソフトなど提携や統合しており、「自動同期」により双方向のアクティブ同期して、すべてを最新の状態に保つことができます。
他にも「データ統合」のみ、提供しているソフトなどもあり、ユーザーの利便性を高めています。
Bill.comのIPO(上場)について
Bill.comは一株あたり16ドルから18ドルのIPO価格帯を目標としていました。
そして2019年12月11日には、一株あたり19ドルから21ドルに引き上げら、12日には1株あたり22ドルを超える範囲でIPOの価格を設定しました。
同社はその株式の982万株を株式公開し、約2億1600万ドルを調達して、およそ16億ドルの時価総額を付けます。
ちょうどこの時期は、WeWorkのIPOの混乱などもあり、投資家によるグロース企業への興味が薄れている状況でした。
そして初値は37.25ドルを付けました。
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ビル・ドットコム(BILL)の業績・決算の数字
ビル・ドットコム(BILL)の業績・決算の数字を見てみると、売上高が順調に伸びていることが分かります。
営業キャッシュフローと純利益ともに赤字ですので、間もなく行われる2020年6月決算の行方が気になるところです。
黒字化を達成できるのでしょうか。
ビル・ドットコム(BILL)の株価の推移・時価総額
ビル・ドットコム(BILL)の株価の推移を見てみると、上場時の22ドルから現在80ドル近辺と、順調に伸びていることが分かります。
時価総額は約63億ドル(約7,000億円)となっています。
ここからは、株価の推移や黒字化を達成するかなどが注目です。
参考
・Bill.com
・wikipedia
・TechCrunch
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