(記事公開日:2015年4月3日、最終更新日:2020年6月14日)
Go Daddy(ゴーダディ)は、アメリカのデラウェア州で設立され、アリゾナ州スコッツデールに本社を置いている、ドメインレジストラ・レンタルサーバサービス企業です。
簡単に言うと、ドメイン会社で「.com」とか「.net」とかのウェブサイトを運営するための「住所(アドレス)」を購入して保管する会社ですね。
日本ではGMOの「お名前.com」とか「ムームードメイン」とかが競合ということになりますね。
Go Daddy(ゴーダディ)の設立は1997年、2005年よりドメイン登録数が世界一の企業となっています。
2018年の情報では、GoDaddyは市場シェアで世界最大のWebホストであり、2020年4月の時点で、GoDaddyの顧客数は約1,850万人、従業員数は世界中で7,000人を超えています。
Go Daddy/ゴーダディ創業と社名変更の逸話
GoDaddyは1997年、起業家のボブ・パーソンズによってメリーランド州ボルチモアで設立されました。
その設立当時は、Jomax Technologies(ジョマックス・テクノロジーズ)という社名でしたが、1999年にゴーダディー(GDDY)は社名を変更することにしました。
その逸話として面白いのは、社名と選ぶ際、当時の従業員グループがブレインストーミングを行いました。
ある従業員が、「ビッグダディはどうですか?」と言いました。
しかし、そのドメイン名はすでに購入されていたため、ボブ・パーソンズは「Go Daddyはどうだろうか?」と答えました。
そのドメイン名「godaddy.com」は入手できたので、彼はそれを購入しました。
ボブ・パーソンズ氏によると、この会社はこの名前を付けたのは、人々を笑顔にして覚えてくれたからだと言います。
2006年2月にブランド名を「Jomax Technologies(ジョマックス・テクノロジーズ)」から「GoDaddy(ゴーダディー)」に社名を変更しました。
ドメイン名を重視して、社名を決めるというのは、テックカンパニーらしく、ドメイン会社らしいですね。
従来の会社からすると、信じられない人も多いでしょう。
Go Daddy/ゴーダディ(GDDY)のIPO(上場)について
Go Daddy(ゴーダディー)は2015年4月1日、アメリカ・ニューヨーク証券取引所(NYSE)にIPO(上場)しました。
ティッカーシンボルは「GDDY」。
ゴーダディ(GDDY)は新規株式公開(IPO)公募価格を1株20.00ドルに設定し、IPO後の初値は26.15ドルを付け、26.15ドルの終値で初日の取引を終了、取引初日の終値は公募価格を30.75%上回りました。
GoDaddyは1997年に設立され、2006年5月にIPOを申請したが、市場状況の変化を理由に3カ月後に申請を取り下げている経緯があります。
ITproによると、2011年に米KKR、米Silver Lake Partners、米Technology Crossover Venturesのプライベートエクイティ3社に22億5000万ドルで買収され、2014年6月に再びIPOを申請したという。
ゴーダディ(GDDY)の業績・決算の数字
ゴーダディ(GDDY)の売上を見てみると、堅調に10%~20%ほど伸ばしていることが分かります。
営業キャッシュフローの伸びもいい感じですね。
とても良い決算数字ですが、もう少し純利益も伸びていけば、理想的な決算と言えそうです。
ゴーダディ(GDDY)の株価や時価総額
ゴーダディ(GDDY)は初値は26.15ドルを付けた後、堅調に株価を伸ばしていることが分かります。
ただ株価80ドル当たりがレジストラライン(抵抗線)になっているようです。
ここを突破できるかにも注目ですね!
【参考】
・Wikipedia
・GoDadday
・ITpro
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