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(記事公開日:2015年1月13日、最終更新日:2020年7月27日)

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Gentherm Incorporated/ジェンサーム・インコーポレイテッドとは?

Gentherm Incorporated/ジェンサーム・インコーポレイテッド・インクは、本社はアメリカのミシガン州ノースビルに置いている熱管理技術の設計・開発・製造を行う自動車部品メーカーの会社です。

1991年に南カリフォルニアにAmerigon(以前の社名)として、創業・出店したのが同社の始まりです。

ナスダックに上場しています。

ジェンサームの拠点は、日本やドイツ、中国、メキシコなど20ヶ所に以上あります。

ジェンサーム(ティッカーシンボル:THRM)は、「Climate Control Seat」システムと呼ばれる、自動車業界向けの熱電加熱および冷却シートシステムなどをはじめ、運転手と乗客の暖房と冷房の方法を変革する熱管理システムの革新、設計、製造しています。

バッテリ温度管理、遠隔発電、患者温度管理、環境製品試験などを提供しています。

将来の自動運転車が世に提供されるようになった際には、ライドシェアリングエコシステムのために、パーソナライズされた適切な温度で適切な場所に適切な温度を提供できるようになるとのことです。

ジェンサームの、主な製品には次のようなモノがあります。

カーシートヒーター(クーラー)ジェンサーム
出典:GENTHERM

・カーシートヒーター
・カーシートクーラー
・カップホールダーヒーター
・カップホールダークーラー
・ハンドルヒーター

カップホールダーヒーター(クーラー)ジェンサーム
出典:GENTHERM

ハンドルを暖める装置、暑い季節には車の座席を冷やしたり、寒い季節には温めたり、カップホールダーでは買ってきたコーヒーを保温したり、ジュースを冷やしたりする装置などを作っています。

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Gentherm/ジェンサーム(THRM)の強み

ジェンサーム(THRM)のこれらの商品は北米から人気が出てきていて、今までは高級車(約10%)にしか装備されていなかったのが、最近では大衆車(約50%)にも装備が広がって来ているとのことです。

加えて、ジェンサーム(THRM)は、ドイツのライバル企業、W.E.T.を買収したことによって、ドイツやヨーロッパの高級車メーカーなどへもアプローチしやすくなりましたし、欧州市場への進出も始まってきています。

日本での普及は遅れていますが、四季がある日本でも流行る可能性が高いことが予想されます。

実際のジェンサーム(THRM)の2013年の売上高に占める、各自動車メーカーの割合です。

ジェンサームの顧客の世界の車メーカー
出典:広瀬隆雄氏のマネックスセミナー

・ゼネラル・モーターズ15%
・現代自動車14%
・フォルクスワーゲン13%
・フィアット13%
・フォード12%
・BMW8%
・ルノー6%
・トヨタ6%
・ダイムラー4%
・ホンダ3%
・ジャガー2%

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ジェンサーム(THRM)の業績・決算の数字

ジェンサーム(THRM)の業績・決算の数字
ジェンサーム(THRM)の業績・決算の数字を見てみると、売上高が高止まりしていることが分かります。

営業キャッシュフローや純利益でも頭打ち感があります。

最近ニュースでもジェンサームの名前が聞こえてきませんし、新しい製品などを出せなければ、少々厳しい状況に陥るかもしれません。

自動運転車が登場した際には、ジェンサーム(THRM)の製品に期待しましょう。

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ジェンサーム(THRM)の株価の推移と時価総額

ジェンサーム(THRM)の株価の推移と時価総額
(出典:Google finance)

ジェンサーム(THRM)の株価の推移を見てみると、2000年ぐらいからの低迷期は脱したものの、2015年ぐらいから頭打ちになっています。

時価総額は12.90億ドル(約1400億円)となっています。

今後もジェンサーム(THRM)の動向に注目していきましょう!

参考
Gentherm
wikipedia

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