(最終更新日:2020年7月6日)
ユニリーバ・インドネシアとは?
ユニリーバ・インドネシア(UNVR)は、あのユニリーバの子会社・現地法人となります。
ユニリーバとは、世界でもトップクラスの消費財製造メーカーで、イギリス・オランダに本拠地を持つ企業でしたが、2020年内に本社をイギリスに統一するということです。
(ちなみに、2018年にはオランダへの本社統一する動きもありましたがイギリスの機関投資家の反対による頓挫。)
一般消費財メーカーとしては、プロクター・アンド・ギャンブル、ネスレにつぎ世界で3位のポジションを持ち、現在インドネシアでは最大の消費財メーカーとなっています。
一般消費財である石鹸、洗剤、シャンプーなどで売上の80%以上を占めると言います。
日本での競合としては、花王、資生堂、ライオンに当たり、日本でもLuxブランドのシャンプーや、ボディーソープのDove、紅茶のLiptonを始め、ユニリーバの商品がスーパーや薬局などに並んでいるので、私達にもおなじみですね。
もともとインドネシアでは石鹸の原材料となるパーム油などが産出されることもあり、ユニリーバはインドネシアを製品の輸出拠点として稼働させていました。
ただ近年はインドネシア国内での消費の拡大に乗じて売上を伸ばすことになり、ユニリーバの戦略の正しかったと言えるでしょう。
外国資本企業にも関わらず、経営手腕は評価されており、東南アジアのブランド企業ランキングなどにも度々登場することでも知られています。
同社の製品には、石鹸、洗剤、マーガリン、乳製品ベースの製品、アイスクリーム、化粧品、茶系飲料とフルーツジュースなどがあります。
同社のブランドには「Axe」、「Bango」、「Blue Band」、「Citra」、「Clear」、「Lifebuoy」、「Lux」、「Pepsodent」、「Pond’s」、「Rexona」、「Rinso」、「Royco」、「Sariwangi」、「Sunlight」、「Sunsilk」、「Taro」などがありインドネシアで提供されています。
ユニリーバ・インドネシアの歴史と競合
ユニリーバ・インドネシアの始まりは1933年にLever’s Zeepfabrieken N.V.同国で設立されています。
インドネシア政府が誕生後、一度政府管理下に置かれるが、1967年にユニリーバ社へ返還され、1982年に当時のジャカルタ証券取引所(JSX)へ上場を果たすことになります。
社員数は現在約6000人。
今後は、インドネシアの成長による中産階級の台頭により、こういう消費財メーカーとしては直結して成長が期待できます。
ただ競合のP&G(プロクター・アンド・ギャンブル)の巻き返しには注意が必要か。
ユニリーバ・インドネシアの株価の推移と長期チャート
これほどきれいな右肩上がりの株価も珍しい。しかしインドネシアの人口は世界4位の約2億4000万人を誇るので、まだまだ成長期待は大きい。
決算月は12月、売買単位は100株となっており、3万円ほどから株の購入が可能。
配当利回りは2%を超える水準となっています。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
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