(記事公開日:2015年10月15日、最終更新日:2020年7月27日)
Cybereason Inc./サイバーリーズン・インクとは?
Cybereason/サイバーリーズンとは、2012年にイスラエルで設立され、アメリカ合衆国マサチューセッツ州, ボストンに本社を置くサイバーセキュリティ会社です。
(未上場企業)
サイバーリーズンはアメリカの他に、創業地であるイスラエル、日本や英国にオフィスを構えています。
日本法人である、サイバーリーズン・ジャパン株式会社はソフトバンクとサイバーリーズンとの合弁会社です。
敵国に囲まれているイスラエルの情報収集部門であった8200部隊で、サイバーセキュリティに携わっていた3名の共同創立者によって設立されました。
イスラエルは敵国に囲まれているために、日頃から軍事やセキュリティなどの分野などでは力を入れており、競争力の高い企業が育つ傾向があり、サイバーリーズンもその一つです。
サイバーリーズンのセキュリティプラットフォームでは、エンドポイントのログを収集し、侵入したマルウェアのサイバー攻撃の兆候をリアルタイムに検知することができ、クラウド型のデータ解析プラットフォームです。
競合には、CrowdStrike(クラウドストライク)などがあります。
【参照→クラウドストライク(CWRD)ファルコンでサイバーセキュリティー!】
ソフトバンクがサイバーリーズンに5000万ドルを出資へ
ソフトバンクグループは2015年、アメリカの新興サイバーセキュリティー会社である「サイバーリーズン」に5千万ドル(約60億円)を出資しました。
その出資は9月に完了し、サイバーリーズン社は日本でも事務所を開設、ソフトバンクが販売代理店となり、2016年から同社のソフトウェアを販売しています。
そのサイバーリーズンのソフトとは、企業のネットワークに対するハッカー攻撃検出ソフトウエアだといい、イスラエルのテルアビブに研究開発(R&D)拠点を持っています。
サイバーリーズンには、米軍需企業大手ロッキード・マーチンも出資おり、製薬、金融テクノロジー、石油・ガスといった業界を対象にソフトの販売を開始しています。
これからもハッカー被害は増えるでしょうし、ニュースが流れるたびに、サイバーリーズンやクラウドストライクなどの企業価値が高まっていくことになりそうです。
今後は、サイバーリーズンのIPO(上場)があるのかに注目していきたいところです。
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