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(公開日:2015年5月、最終更新日2020年6月26日)

BlackRock Inc./ブラックロック・インク(BLK)とは?

ブラックロック・インク(ティッカーシンボル:BLK)は、アメリカに本拠を置く世界最大の独立系のヘッジファンド、資産運用会社、シャドーバンキングです。

創業は1988年、1999年10月にニューヨーク証券取引所に上場、決算は12月です。

ちなみにシャドーバンキングとは、欧米の商業銀行が帳簿上の資産額を増やさずに稼げるよう開拓したビジネスモデルで、リーマンショック前後で起こった金融危機の中心にはシャドーバンキングがあったと言われています。

2019年12月時点ではアメリカ、ヨーロッパ、日本を含むアジア、オーストラリア、中近東など世界30カ国に70拠点を構えており、グローバルで16,200名のスタッフがいます。

運用資産は株式、債券、キャッシュ、オルタナティブ、不動産、アドバイザリー戦略と多岐にまたがり、その運用総額は2019年時点で7.43兆ドル(約800兆円)に登るといい、世界のGDPの約6%を占めるといいます。

ブラックロック(BLK)は「iShares」というETFが有名です。(後述します)

ブラックロック(BLK)は、1988年にブラックストーン・グループ債券運用部門のブラックストーン・フィナンシャル・マネジメントとして設立されました。

ブラックストーン・フィナンシャル・マネジメントは、その後、名称をブラックロック(BLK)に変更し、1995年に売却され独立するに至りました。

よってブラックロック(BLK)とブラックストーン(BX)は、元は親子会社ということになり、ブラック・ロック(BLK)はブラック・ストーン(BX)から生まれた別会社という位置づけです。

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◯iShares(iシェアーズ)おすすめのETF銘柄とは?

国内株価指数

・「iシェアーズ 日経225 ETF(1329
日経225の株価指数に連動するETF。信託報酬(経費率)0.105%/年率

・「iシェアーズ JPX日経400 ETF(1364)
JPX日経400に連動するETF。信託報酬(経費率)0.115%/年率

・「iシェアーズ TOPIX ETF(1475)
東証株価指数(TOPIX)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.06%/年率

・国内スマートベータ運用・株価指数

・「iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETF(1477)
MSCI 日本株最小分散指数に連動するETF。信託報酬(経費率)0.19%/年率

・「iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)
MSCI ジャパン高配当利回り指数に連動するETF。信託報酬(経費率)0.19%/年率

・国内その他ETF

・「iシェアーズ JPX/S&P 設備・人材投資 ETF(1483)
JPX / S&P 設備・人材投資指数に連動するETF。信託報酬(経費率)0.19%/年率

・国内REIT・ETF

・「iシェアーズ Jリート ETF(1476)
東証REIT指数に連動するETF。信託報酬(経費率)0.16%/年率

海外株式ETF

・「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)
S&P 500®(TTM、円建て)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.15%以内/年率

・「iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF(1657)
MSCIコクサイ指数(国内投信用 円建て)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.19%以内/年率

・「iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF(1658
MSCIエマージング・マーケッツIMI指数(国内投信用 円建て)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.23%以内/年率

・海外債権・ETN(上場投資債権)

【参照→ETN/ETCは?ETFとの関係や違いについて

・「iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(1656)
シティ米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ベース)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.14%以内/年率

・「iシェアーズ 米国債7-10年 ETF/為替ヘッジあり(1482)
シティ米国債7-10年セレクト・インデックス(国内投信用 円ヘッジ円ベース)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.14%以内/年率

・「iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債 ETF/為替ヘッジあり(1496)
Markit iBoxx米ドル建てリキッド投資適格指数(TTM円ヘッジ付き)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.28%以内/年率

・「iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF為替ヘッジあり(1497)
Markit iBoxx米ドル建てリキッド・ハイイールド指数(TTM円ヘッジ付き)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.58%以内/年率

・海外REIT(リート)ETF

・「iシェアーズ 米国リート ETF(1659)
FTSE NAREIT Equity REITs インデックス(TTM 円建て)に連動するETF。信託報酬(経費率)0.20%以内/年率

(参考→ブラックロック公式HP

買収などでブラックロック(BLK)は急拡大

・2005年1月、メットライフからステート・ストリート・リサーチ・マネジメントを買収。

・2006年10月、メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズと経営統合、これによりメリルリンチが5割弱を出資する筆頭株主となる。

・2009年12月、バークレイズPLCより子会社のバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)を借り入れを含む現金と自社株式の合計135億ドルにて買収し、圧倒的な世界最大の資産運用会社となった。

ETF世界トップブランドのiシェアーズ(iShares)を獲得

ブラックロックは2009年12月、ETF(上場投資信託)のトップブランドであり、世界で約4割の市場シェアを誇る「iシェアーズ(iShares)」を、バークレイズ・グローバル・インベスターズから継承し、機関投資家や個人投資家を対象に提供を始めています。

iシェアーズ(iShares)の投資対象地域は、先進国、新興国を含め、60以上の国、地域にのぼります。

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ブラックロック(BLK)は日本株にも積極的に買い付け

Bloombergによると、ブラックロックで1000億ドル(約12兆円)以上を運用するファンドマネジャーのダン・チャンビー氏は、今後も下落局面では日本株への投資を増やす方針を示したと言います。

チャンビー氏はブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し、日本株市場は「明らかに最も魅力的なマーケットだ」とし、「マクロ政策とバリュエーション、業績面で最善の組み合わせを示す。意義のある調整局面があれば、さらに保有量を増やすだろう」と述べた。

チャンビー氏は現在、11のファンドの運用に携わり、日本株ではおよそ130銘柄、約140億ドル(約1兆6700億円)を投資している。ブルームバーグ・データによると、運用するファンドの1つである「ブラックロック・グローバル・アロケーション・ファンド 」では富士重工業 、JR東日本 、豊田自動織機 、デンソー 、三井物産 、信越化学工業 などが組み入れ上位に並ぶ。

まとめ

このように、世界最大級の資金を運用している会社ですので、彼らの存在感はマーケットに与える影響が大きくなって来ています。

2014年10月末には、ブラックロック社のラリー・フィンクCEOと安部首相が会談が実現するなど、株価を重視する安部首相も無視できない存在です。

これからもブラックロックの動向から目が離せそうにありません。

【参考】
wikipedia
Bloomberg

【当サイトおすすめの証券会社】
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【合わせて読みたい】
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