(最終更新2020年6月12日)
CyberArk/サイバーアークはイスラエルに本社を置くセキュリティーソフトの会社です。
創業は1999年、IPOは2014年9月24日で、ナスダックに上場しており、12月決算、ティッカーシンボルは「CYBR」、同業のライバルは「FireEye」となっています。
サイバー犯罪増加により、重要度が増すサイバーアークのセキュリティー
現在、世界中でサイバー犯罪が増加・巧妙化している中、ターゲットとされた企業は顧客情報の流出の被害を受けるなど、業績や株価に影響を及ぼしています。
2014年11月には、ソニーが北朝鮮をテーマにしたコメディ映画『The Interview』に関する重要な電子メールが流出するという、「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング事件」が起こりました。
2015年2月には、オバマ大統領がスタンフォード大学で官民共同してサイバー攻撃に立ち向かおうという内容の演説を行うほど、サイバーアークが取り組んでいるサイバー・セキュリティという分野は重要度を増しています。
サイバーアークによると「昨今のサイバー攻撃の90%以上が特権アカウントを利用」と言っており、調査会社Forrester Researchの調査によると「大規模なセキュリティ侵害の80%は特権アカウント管理の不備に起因する」と発表しています。
サイバーアークの強み、サイトの特権アクセスやID管理を守る砦
サイバーアーク(CYBR)は現在、世界のグローバル企業を中心に5,000社以上の企業に導入されており、政府、金融、テレコム、エネルギーなど、幅広い業界で利用されています。
同社の製品は、特権アカウントの管理、監視、診断分析などに強みを持っています。
サイバーセキュリティでは「特権アクセス」という、「管理者画面ログイン」への侵入を防ぐことが重要と考え、「特権アクセス」が破られた場合には、サイトのデザインを変えられたり、ユーザー情報を漏洩させられたりという実被害を覚悟しなければなりません。
「特権アクセス」に対する不審なログインを検知したり、操作ログを収集し証跡記録を効率化、社内でもクラウドでもデータセンターからIoT、さまざまなエンドポイントデバイス(PCやタブレットなどの端末)などの特権IDの管理・監視とセキュリティを確保します。
よって情報漏えい対策、標的型攻撃対策、マルウェア対策などのサイバーセキュリティーの企業、サイバーアークに注目が集まっているわけです。
これからこの企業から目が離せません。
サイバーアーク(CYBR)の業績と決算の数字
サイバーアーク(CYBR)の重要な決算の数字を見ていきましょう。
売上高は順調に伸びていることが分かります。そして営業キャッシュフローの伸びは鈍化していますが、しっかりと黒字を出せています。
純利益でもしっかり黒字を出しており、いい感じの決算が続いていますね。
2020年12月決算も要注目ですね。
サイバーアーク(CYBR)の株価の推移と時価総額
サイバーアーク(CYBR)は30ドル近辺の株価で上場しましたが、現在の株価は100ドル近辺をうろうろという感じです。
2019年に入り、急激に株価を伸ばしてきています。今後もサイバーアーク(CYBR)の動向・決算に注目です!
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