Domo Inc./ドーモ・インクとは?
Domo Inc./ドーモ・インク(ティッカーシンボル:DOMO)とは、 アメリカ合衆国、ユタ州アメリカンフォークを拠点とする、米国のコンピューターソフトウェアの企業であり、ビジネスインテリジェンスやデータ視覚化プロバイダーである、software-as-a-service (SaaS) 企業です。
過去にはOmnitureを上場させ、Adobeに売却へ
Domoの創業者である Josh James(ジョシュ・ジェイムズ)はドーモ設立前、1996年にウェブ解析ソフトウェアの会社、Omniture(オムニチュアー)を共同設立しており、2006年にOmnitureの株式を上場させた後、2009年にOmniture をAdobe Systems Inc.(アドビ)に18億ドルで売却、そして2010年10月Adobeを退社しました。
ということで、ジョシュ・ジェイムズはDomoと合わせて、2社を上場させた事になります。
Shacho, Inc.設立と、Domo, Inc. へと社名変更へ
Domo, Inc. の前身である「Shacho, Inc.」は2010年にジョシュ・ジェイムズによって設立されました。
2ヶ月後、Shachoは最初の仕事の一つとして、同社の製品のデータ可視化の構造をアップグレードさせるために、Corda Technologies 社を買収しました。
ジョシュ・ジェイムズは日本に縁があるのか、社名の付け方はどうも日本を意識したものとなっています。
社名を設立時のShacho Inc.(社長)から「ありがとう」Domo Inc. (どうも)に変更しました。
(参照→ 会社に投資する株式と、通貨に投資するFX )
Domo/ドーモの製品の特徴や強みとは
ドーモの事業では、ビジネス・インテリジェンスと呼ばれるサービスの提供を行っており、社内のさまざまな経営に必要とする情報・ソース、ビジネスでのデータを一カ所に統合し、未加工のデータを視覚化、それにスマホなどからアクセスすることで分析、レポート、経営判断をしやすくするサービスを提供しています。
そしてドーモのプラットフォーム上では、その直感的にイメージしやすく可視化されたリアルタイムのデータを見ながらコラボレーションツールを利用して、チームで共有や議論を行うことができるようになります。
これまでは、このような経営に関する情報は、社長や経営幹部などごく一部の人たちだけが見ることができました。しかし近年では、テクノロジー企業を初めフラットな組織体制を敷く企業が増えてきています。企業の経営情報などをより多くの社員と共有することで、より良い意見を戦わせてより良い経営判断ができるようになります。
DOMO/ドーモの導入企業
DOMO/ドーモの導入企業には、エア・カナダ、japan airlines(日本航空)、Kao、Softbank(ソフトバンク)、KDDI、eBay(イーベイ)、Foxスポーツ、Goodwill(グッドウィル)、ナショナルジオグラフィック、日産、トイザらス、ゼロックスなどがあります。
DOMO/ドーモのIPO(上場)
ドーモ(DOMO)は、2018年6月28日木曜日にIPO(上場)しました。
1株あたりの株式公開価格は19ドルから22ドルで、同社は最大1億8,900万ドルを調達する予定でした。
29日の株価は、27.30ドルで取引を終えました。
ドーモ(DOMO)の業績・決算の数字
ドーモ(DOMO)の決算の数字を見てみると、売上がしっかり伸びていることが分かります。
しかし固定費がかかっているのか、営業キャッシュフローと純利益と共に赤字体質から抜け出せていません。
今後では黒字を達成できるのかに注目していきたいところです。
ドーモ(DOMO)の株価の推移・時価総額
ドーモの現在の株価を見てみると、上場時の27.30ドルから数十%しかあげられていません。
テンバガーなどを連発している「software-as-a-service (SaaS)」の業界の中では、物足りない数字と言えてしまいます。
時価総額でも10.53億ドル(約1,100億円)です。
これからの競合との競争にも注目です。
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