Invesco Ltd./インベスコ・リミテッド(IVZ)とは?
インベスコ・リミテッド(Invesco Ltd.)とは、1978年に創業したアメリカ合衆国ジョージア州アトランタを本拠地とする独立系の資産運用会社です。
世界25カ国に拠点があり、ETFの提供や、機関投資家や法人向けに株式、債券から不動産まで多様な運用サービスを提供資産運用サービスを展開し、1995年8月にはニューヨーク証券取引所に上場し、S&P500種株価指数の採用銘柄にもなっています。
決算は12月で、従業員は合計8,821名。
オッペンハイマーファンズ買収で顧客運用資産が大幅増加、19年末で1兆2262億ドル。(下記に後述)
ライバル企業には「Noethern Trust」があり、同業種の日本企業には、野村アセットマネジメント。日本法人にはインベスコ・アセット・マネジメント。
インベスコのブランドには「インベスコシリーズ」や「パワーシェアーズ」「Trimark」、「Invesco Perpetual」、「WL Ross&Co」、などがあります。
Invesco/インベスコ(IVZ)の歴史
インベスコは、シチズンズ&サザンナショナルバンクが資金管理業務を売却した1978年にジョージア州アトランタで設立されました。
そして1988年には、ロンドンに拠点を置く英国企業である「Britannia Arrow」によって買収され、後にINVESCOの名前になりました。
1997年、INVESCO PLCはAIMインベストメンツと合併しました。
合併が完了すると、会社はAmvescapという名前を採用しました。 2007年、同社はインベスコの名前に戻した。
2000年以降、Invescoは、ETF企業PowerShares Capital Managementなどの買収やWL Ross&Coの再編を通じて成長してきました。
2004年、同社は不適切な取引慣行の申し立てを受けて、ニューヨーク州司法長官、コロラド州およびSECとの4億5000万ドルの和解に合意しました。
2007年5月、同社は社名をInvesco(頭文字のみ)PLCに変更し、主要な株式市場の上場をロンドン証券取引所からNYSEに移し、バミューダに本社を置き、Invesco Ltd.という名前を採用しました。その結果、同社の株式はFTSE 100インデックスから撤退し、ラッセル1000インデックスに追加されました。 2007年11月、インベスコは本社をロンドンからアトランタに移転しました。2009年10月19日、インベスコはヴァンカンペンインベストメントを含むモルガンスタンレーのリテールユニットを15億ドルで買収しました。
2010年4月、Invesco AimはInvescoになりました。その年の後半に、インベスコは規制当局への提出書類に従ってリスクパリティ商品ファンドを導入する計画を持っていると報告された。2013年12月、インベスコは運用資産(AUM)として7,787億ドルを報告しました。
2017年9月、インベスコはグッゲンハイムインベストメントの取引所取引ファンド事業を12億ドルの現金で購入することに同意しました。
2018年10月18日、インベスコはマサチューセッツ相互生命保険からオッペンハイマーファンドを約57億ドルで購入しました。
2020年3月、COVID-19の大流行によって引き起こされた大規模な株式市場の暴落の中で、不動産投資信託を扱う支店であるInvesco Mortgage Capital Inc.は、大幅な切り下げと株式を売却する投資家のためにマージンコールをカバーできないと発表しました。 ]同社はまた、配当金支払いを延期すると発表した。
インベスコ、オッペンハイマーファンズを買収
インベスコは、に国際的な株式や債券の選別・運用を手掛を手掛けるオッペンハイマーファンズを約57億ドル(約6,420億円)で株式交換の形で買収しました。
この株式交換による買収により、オッペンハイマーの親会社である、マスミューチュアルはインベスコの株式を、約 15.7%を保有する大株主となりました。
ブルームバーグによると、インべスコのマーティン・フラナガン最高経営責任者(CEO)は多くの投資家が、アクティブ・ファンドから手数料の安い指数連動型へと興味を移す中、アクティブ・ファンドが引き続き重要な役割を担うと革新していると述べている。
マサチューセッツ・ミューチュアル・ライフ・インシュアランス(マスミューチュアル)傘下のオッペンハイマーファンズを約57億ドル(約6420億円)で株式交換方式により買収することでマスミューチュアルと合意した。アクティブ運用業界の可能性に掛けた形。
Invesco/インベスコ(IVZ)の業績・決算の数字について
インベスコの決算の数字を見てみると、売上は堅調に伸ばしていることが分かります。
営業キャッシュフローや純利益は伸び悩んでいます。
Invesco/インベスコ(IVZ)の株価の推移と時価総額
Invesco/インベスコ(IVZ)の株価は10ドルを越えたところとなっており、厳しい状態が続いていますね。時価総額も51億ドル(約6,000億円)です。
コロナショックの影響をもろに受けています。株価が40ドル時は時価総額約2兆円ほどありましたから、4分の1ほどの下落となっています。
この困難を乗り越えられるか、注目です!
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