ETN/ETCは?ETFとの関係や違いについて

ETF(Exchange Traded Fund)の意味

投資家の方なら、一度はETFに投資した方も多いかと思います。ETFとは、”Exchange Traded Fund”の略称で、上場投資信託の事を意味します。

ETFは主に、日経225やナスダックなどの指数に連動するように設計されており、その投資対象は株式が主となっています。

ETN(Exchange Traded Note)の意味

続いてETNとは、”Exchange Traded Note”の略称となり、日本語では上場投資債権と呼び、その投資対象は主にNote(債権)となります。

ETC(Exchange Traded Commodity)の意味

最後にETCとは、”Exchange Traded Commodity”の略称となり、日本語では上場投資コモディティと訳すことができます。

コモディティ(Commodity)とは、金融業界では“商品”のことを指す言葉で、商品先物市場で取引されている原油や石油、金や銀、プラチナなどの貴金属、トウモロコシや大豆などの穀物といったような商品の事を、コモディティ(Commodity)と呼びます。

クルマで自動で高速道路に乗る時のシステムも”ETC”と呼び、こちらの方が世間では一般的ですので勘違いしやすいですが、コモディティの投資信託などを上場させたものが金融業界での”ETC”となっています。

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「E」は”Exchange”で、交換という意味なので、上場した銘柄だと一般の投資家でも、証券取引所で売買が可能にになります。

そして「T」は”Traded”の取引という意味なので、後は何をトレードするかという事になります。

最後に、ETFの「F」だと”ファンド(投資信託)”という事になり、株式を中心とした投資対象となりますし、ETNの「N」だと”Note(債権)”という事になります。

そしてETCの「C」では”Commodity(コモディティ)”という事になり、金や銀などの商品の事になります。

一つ一つ噛み砕けば、シンプルな名付けですね。

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まとめ

・ETF:Exchange Traded Fund(上場投資信託)
主に株式に投資したファンド(投資信託)を上場させたもの。日経225やナスダックなどのインデックス指数に連動ようなものや、単一の金融資産に連動するものもあります。

・ETN:Exchange Traded Note(上場投資債権)
信用のある金融機関が発行し、特定の指標に連動するように発行されたNote(債券)のこと。

・ETC:Exchange Traded Commodity(上場投資コモディティ)
特定のコモディティやコモディティのインデックス指数に連動するように設計された金融商品のこと。

以上、上記で見てきたようにETFとETN、ETCは兄弟のように、取り扱う投資商品によって呼び名が変わっているということになります。

上記の出典ページでは、ETFやETN、ETCとも関係の深い「ETP」についても解説しています。よろしければ合わせて御覧ください。

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