Chegg,Inc./チェッグ・インク(CHGG)とは?
Chegg,Inc./チェグ・インクとは、カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くアメリカの教育テクノロジー企業です。
デジタルおよび物理的なテキストのレンタル、オンラインチューター、およびその他の学生向けサービスを提供しています。
起業当時は、大学生への教科書レンタルサービスからスタートしました。それは高価な教科書にも関わらずに、1年などの短期間しか使わないという無駄に気づいたことに始まります。
同社は2005年に設立され、2013年11月にニューヨーク証券取引所で公開取引を開始しています。
ティッカーシンボルは【CHGG】です。
2020年3月の時点で、同社はChegg Servicesに290万人の加入者がいると報告しています。
Chegg/チェグ(CHGG)の歴史と社名の由来
2000年10月、アイオワ州立大学の学生であるJosh Carlson(ジョシュ・カールソン)、Mike Seager(マイク・シーガー)、Mark Fiddleke(マーク・フィドルク)は、アイオワ州立学生向けのクレイグリストスタイルのメッセージボードであるチェッグの前身である「チェッグポスト」を立ち上げました。
チェッグの社名の由来は、「鶏が先か、卵が先か」という”チキン”と”エッグ”というジレンマがイメージされています。
自身らもその体験をしており「経験なくして仕事を得ることができず」、「仕事をせずに経験を得ることができない」というジレンマに苦しんでいましたこともあり、自分達でチェグの前身となる会社を興しました。
ジョシュ・カールソンはその後、熱心なユーザーだったアイオワ州立大学のMBAであるOsman Rashid(オスマン・ラシッド)と協力することになります。
オンライン教育事業を行う同社(まだChegg,Inc./チェグ・インクという社名ではない)は、2005年にカールソン、ラシッド、そして新たにAayush Phumbhra(アーユッシュ・プンブラ)によって教科書レンタルの事業を、Textbookflix.comというドメインで設立されました。
当時は、奨学金の検索、インターンシップのマッチング、大学の応募に関するアドバイスを提供していました。
いくつかの初期のスタートアップ資金はラシッドによって提供されました。
その後には、2006年2月に創業者のカールソンは会社を辞めました。
プンブラとラシッドはここで社名を変更し、2007年12月にChegg,Inc./チェグ・インクを設立し、ラシッドをCEOとしました。
創業となった事業の教科書レンタルおよび購入すること以外のサービスを終了した後、同社はビジネスモデルを進化させていき、学生への教科書のレンタルに注力することになります。
チェッグはアメリカ全国に事業を拡大し、その後は、企業買収を通じて商品や学生向けサービスを追加していきます。
2009年にMatch.comのCEOであるJim Safka(ジム・サフカ)が短い任期を務めた後、元ギターヒーローのCEOであるDan Rosensweig(ダン・ローゼンズヴァイク)が、2010年にCEOに任命されました。
学生はウェブサイトで、スタディ、ライティング、オンライン家庭教師のような存在の「チューター」、「数学ソルバー」、いろんな教科の単語帳サービスの 「フラッシュカード」アプリ、オンライン講義などさまざまなChegg/チェグのサービスを受けるために、毎月料金を支払います。
【当サイトおすすめの証券会社】
◯マネックス証券(公式サイトへ)
(本格的に米国株をやるならマネックス証券)
◯DMM.com証券(公式サイトへ)
(アプリひとつで日本株からアメリカ株を取引するならDMM.com証券)
Chegg/チェッグ(CHGG)の上場(IPO)
チェッグは2013年11月にニューヨーク証券取引所で株式の取引を開始しました。
公募価格は予想範囲の9.50ドルから11.50ドルでしたが、それを上回って1株あたり12.50ドルの公募価格を設定し、1500万株を売却して1億8750万ドルを調達しました。
時価総額は約11億ドル前後を付けました。
Chegg/チェッグ(CHGG)のIPOの先週には、Twitterが上場しており、印象的にもIPOの出来栄え的にも少し霞んでしまった感はあります。
Chegg/チェグ(CHGG)の業績と決算の数字
Chegg/チェグ(CHGG)の業績と決算の数字を見てみると、売上高と営業キャッシュフローは順調に伸びていることが分かります。
そして純利益も現在赤字ですが、黒字化へあと一歩といったところです。
2020年はオンラインへの追い風などもあり、黒字化したかどうか同社の次の決算も楽しみです。
Chegg/チェッグ(CHGG)の株価の推移と時価総額
Chegg/チェッグ(CHGG)の株価の推移を見てみると、上場後には苦労した株価ですが、2017年ぐらいからは地道に上昇していることが分かります。
そして上昇率を高めながら、現在約76ドルとテンバガーも見えてきました。
Chegg/チェッグ(CHGG)の時価総額は、現在で約95億ドル(約1兆円)となっており、100億ドルの大台も前日には突破しています。
外出規制などにより、学校へ行かずにオンラインで勉強する機会が増える中、同社の価値は高まることになりました。
今後もこの成長をどこまで維持していけるかに注目が集まります。
【当サイトおすすめの証券会社】
◯マネックス証券(公式サイトへ)
(本格的に米国株をやるならマネックス証券)
◯DMM.com証券(公式サイトへ)
(アプリひとつで日本株からアメリカ株を取引するならDMM.com証券)
【合わせて読みたい おすすめ記事まとめ】
・株とFXの違いとは?(初心者向け)
・クラウドAIシステムを提供するC3.AI / シースリーエーアイ(AI)
・水素経済の構築を目指すPlug Power/プラグパワー(PLUG)
・中国のオンライン住宅取引の「Beike(貝殻找房)」(BEKE)
・営業データベース企業のズームインフォ(ZI)
・クラウドストライク(CWRD)ファルコンでサイバーセキュリティー!
・AI保険会社のレモネード(LMND)
・爆速サイトを実現、次世代CDNのファストリー(FSLY)
・クラウド時代のセキュリティーのゼットスケーラー(ZS)