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The Vanguard Group Inc./バンガード・グループ・インクとは?

The Vanguard Group Inc./バンガードグループ・インクとは、ペンシルベニア州マルバーンを拠点としており、5.3兆ドル(約600兆円)を超える資産を管理しています。

ミューチュアル・ファンド(投資信託)の最大の提供者で、世界3大ETFブランドである「バンガードETF」も提供しています。

世界3大ETFでは、他にブラックロックの「iシェアーズ」、ステート・ストリートの「SPDR(スパイダー)」があります。

他のETFや資産運用会社とは違い、バンガードは上場はしていません。

バンガードグループは、投資信託とETFに加えて、仲介サービス、変額年金、定額年金、教育口座サービス、財務計画、資産管理、信託サービスなど多岐にわたる資産運用サービスを提供しています。

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インデックス・ファンドとは?新たな投資手法の誕生と「ボーグルの愚行」

世界初の個人向け「インデックス・ファンド」が、アメリカで発売されたのは1976年と、40年以上も前になります。

「インデックス・ファンド」とは、日経平均株価やTOPIX、NYダウ平均株価やナスダック指数など、特定の株価指数に連動するよう設計された投資信託のこと。

その「インデックス・ファンド」はバンガード・グループ創業者である「ジョン・ボーグル」が作り出しました。

しかし市場平均を上回るパフォーマンスを狙いに行く「アクティブ・ファンド」が主流だった当時、市場平均並みのパフォーマンスを取りに行くという「インデックス・ファンド」という金融商品は、業界内でその価値がほとんど理解されませんでした。

そんな当時の風潮もあり、このジョン・ボーグルの取り組みは、彼の名前をとって「ボーグルの愚行」と呼ばれたといいます。

しかし現在では、インデックス・ファンドの投資信託やETF(上場投資信託)は市民権を得て、とても人気な投資先/投資手法となっています。

「ボーグルの愚行」が、時代を切り開いたということになります。

今では「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれるようになっています。

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バンガードの社名の由来はイギリス軍の旗艦から

ジョン・ボーグルは、上記で紹介した“初めてのインデックス・ファンド”をウェリントンで始める時に、ナイルの戦いでのホレイショネルソンイギリス軍の旗艦だった「HMSヴァンガード」にちなんで、ファンドの名前に「バンガード」と名付けました。

今ではバンガードが社名となっていますし、ETFのブランド名にもなっています。

ウェリントンの幹部たちはその名前に反対だったそうですが、ジョン・ボーグルは押し通しました。

ボーグルのその突破力が、初めてのインデックス・ファンド誕生にもつながったのでしょうか。

それにしても面白い由来ですね。

ヴァンガードの人気・おすすめETF銘柄

海外ETF・米国ETF・銘柄

・「バンガード・S&P500 ETF(VOO)
 S&P 500に連動を目指すETF。純資産1390億ドル(約15兆円)、信託報酬(経費率)0.030%以内/年率

・「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
 CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動を目指すETF。純資産1400億ドル(約15兆円)、信託報酬(経費率)0.030%以内/年率

・「バンガード・米国グロースETF(VUG)
 CRSP USラージキャップ・グロース・インデックスに連動を目指すETF。純資産520億ドル(約6兆円)、信託報酬(経費率)0.040%以内/年率

・「バンガード・米国バリューETF(VTV)
 CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETF。純資産490億ドル(約5.4兆円)、信託報酬(経費率)0.040%以内/年率

・「バンガード・米国増配株式ETF(VIG)
 NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETF。純資産510億ドル(約6兆円)、信託報酬(経費率)0.060%以内/年率

・「バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)
 MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETF。純資産300億ドル(約3.3兆円)、信託報酬(経費率)0.1%以内/年率

世界ETF

・「バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)
 FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETF。純資産690億ドル(約7.5兆円)、信託報酬(経費率)0.05%以内/年率

・「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)
 FTSEオールワールド(除く米国)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指すETF。純資産230億ドル(約2.5兆円)、信託報酬(経費率)0.08%以内/年率

ヴァンガードが上場を選択しなかった理由とは?

ヴァンガードは上場企業ではなく第三者株主が存在しません。

ヴァンガードは、会社が管理するファンドがヴァンガードのファンドであり、ヴァンガードのファンドに投資をする投資家がバンガードの保有者になる仕組みを取っています。

この独創的とも言える会社の仕組みにより、ファンドの利益が第三者株主等ではなく、バンガードのファンドに投資をする投資家に還元されるようになります。

参考
wikipedia

【当サイトおすすめの証券会社】
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【合わせて読みたい】
世界最大級の資産運用会社、ブラックロック(BLK)のETF「iシェアーズ」
ステート・ストリート(STT)の「SPDR(スパイダー)ETF」

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