ジャマイカの株価指数が80%超の上昇
ブルームバーグによると、2015年に最も上昇した株式市場は、なんとジャマイカ証券取引所だったそうです。そんなジャマイカの今年の株価指数は80%を超えるというから驚くばかり。
2015年の他国との比較を見ると、米ダウ工業株30種平均では約1%安、ユーロ・ストックス50指数ではドルベースで6%下落、日本株では年始では17,600円ほどだったのが18,700円(12月26日現在)ほどと約10%の上昇となっています。
そして私たち日本人の投資家にとってジャマイカ株は、手を出したくてもなかなか出せない国でもあります。しかし旅行先としてや、コーヒーや音楽など様々な商品や文化などが日本でも根強い人気があることもまた事実です。
(参考→世界で今年最も大きく上げたのはジャマイカ株-80%超える上昇)
ジャマイカってどんな国??
ジャマイカとは、カリブ海に浮かぶ日本で言うと秋田県ほどの面積で、カリブ海の中で3番目に大きい島国です。首都はキングストン、人口は約270万人となっています。
そんなジャマイカの主な産業とは、観光業、農業、鉱業などです。綺麗な海や自然を感じることができるモンテゴ・ベイやオーチョ・リオスのリゾートを初め、農業分野では砂糖やバナナ、日本でも有名なブルーマウンテンのコーヒー(日本が80%を輸入)、鉱業の分野では、石灰岩やボーキサイト(アルミニウムの原料)を採掘しています。
加えて、ジャークチキンというしっかりと香辛料に漬け込まれた鶏肉を焼いたジャマイカ料理、、ボブ・マーリーを筆頭としたレゲェ・ミュージックなども忘れることはできません。
加えて近年ジャマイカでは、エネルギー分野にも力を入れています。エタノール、風力発電、水力発電、ソーラー発電など、エネルギーの開発などを強化して、産業の多角化を狙っています。
(参考→asset manegement)
ジャマイカへ投資する方法について、フロンティア市場
投資家として、こうしたジャマイカの成長を享受したいと思った時に、ジャマイカに投資する方法はあるのでしょうか?今回の記事を見てネットで探してみましたが、直接ジャマイカという国や企業に投資する方法は見つかりませんでした。
しかしジャマイカはフロンティア市場という、経済成長率は高く流動性の低い市場を指すカテゴリに入れられる事が多く、そんなフロンティア市場を扱った、インデックス型のETFを購入するというのが選択肢として考えられます。
そのひとつに2012年4月17日アメリカ市場に上場した、下記のETFがあります。
「i シェアーズ 新興国社債ETF(銘柄コードCEMB)」
詳しくはこちらのブログが参考になりそうです。
(参考→新興国社債ETFが米国市場に上場しました)
まとめ
今回はジャマイカという国や株式状況、産業などを見てきました。
あまり馴染みもなかったですが、とても魅力的な国でしたね。いつかジャマイカに株式やETFでも直接投資できる日がくれば良いですね。
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