”第3の波”ブルーボトルコーヒーとは!?
ブルーボトルコーヒーは元クラリネット奏者のジェームズ・フリーマン氏が2002年に始めたコーヒー焙煎所で、その影響は日本の喫茶文化にあるといいます。
同社初の海外進出を日本に選んだのは、そんな日本の喫茶文化への敬意があったから。
ブルーボトルコーヒーの特徴は、素材にこだわり、一杯にこだわってコーヒーを入れること。
フリーマン氏は創業以来、「フレッシュネス」「ホスピタリティ」「サステナビリティ」を社是としていて、生産者から誰がどのようにウォッシュ、焙煎、淹れ方をしてたのかということにもこだわっています。
同社のメニューのおすすめは“シングル・オリジン”という、原産地をブレンドしていないコーヒー豆だけを使うというものです。
スターバックスの成長や上場(IPO)を振り返ってみる
スターバックスは1971年にシアトルで開業されたのが始まりで、現在では60の国と地域で営業展開をし、店舗数は18,000以上を展開する世界的な一大チェーンへと成長しました。
そしてスタバの日本進出は1995年、日本のサザビーリーグをパートナーに約20年間で1000店舗を超える大成功を収めました。
2001年10月10日には大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場へ上場(IPO)を果たすことに。
ちなみに2015年春には日本市場での上場廃止となることが決まっています。
今後は日本市場でも、アメリカ本社が全面に出てきての経営がなされていくのでしょう。
ブルーボトルコーヒーとスターバックスを比較すると!?
ブルーボトルコーヒーの話題が出てくると、合わせてスターバックスもよく登場してきます。
同じコーヒーチェーンというジャンルがそうさせるのでしょう。
では両社のドリップコーヒーの値段を見てみましょう。
スターバックス :320円(トールサイズ)
ブルーボトルコーヒー:450円(ブレンド)、550円(シングル・オリジン)
スターバックスよりもブルーボトルのほうが高級路線を取っていることがわかります。
そして日本進出1号店を選んだのが、清澄白河ということにもブルーボトルコーヒーの特徴が出ている気がします。(スターバックスは東京銀座が1号店)
それは都会などごちゃごちゃした感じではなく、静かにゆっくりとコーヒーが楽しめる落ち着いた街を選んだということ。
それは拡大路線ではなく、丁寧にブランディングしたいという気持ちの現われのように見えます。
もちろん今後は青山や表参道、渋谷など都会と言われる街にも出店するでしょうが、よりコーヒーを楽しむことへの追求を重視した経営スタイルに見て取れます。
そうするとスタバのように1000店舗を目指さないとの意思表示とも取れます。
ブルーボトルコーヒーはスタバとはまた違う方を向いて経営するならば、上場(IPO)もしない可能性も十分にあります。
現在で、サンフランシスコ7店舗、ニューヨーク7店舗、ロサンゼルス2店舗、そして日本1店舗と、20店舗にも満たない店舗数です。
拡大路線から一歩引いて、ブランディング重視とするならば、大きな資金調達も必要がないし、上場して株主から「効率化しろ」「コストカットしろ」など言われないで済む。
一杯を丁寧に入れる非効率的なスタイルの同社には、上場は向いていない印象を受けます。
しかし早く来店できるぐらいには出店を増やして欲しいと思います。(いちコーヒーファンとして)
これからも目が離せません。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
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