メガバンク

メガバンクの切り崩しを狙う刺客たち~ネット銀行、レンディング、仮想通貨~

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メガバンクと言われる大手都銀の3行。それら3行は合併や吸収を繰り返し、3強という今の姿となっています。メガバンク3行の時価総額は日本の企業の中でもトップクラスにあります。

三菱UFJフィナンシャル・グループ 約9兆円
三井住友フィナンシャルグループ 約6兆円
みずほフィナンシャルグループ 約5兆円

※2015,1,5現在

(参照→国内の時価総額ランキング

そんなメガバンクが築いてきたポジションを虎視眈々と狙っているのが、「ネット銀行」「ソーシャルレンディング」「仮想通貨」といった新星たちです。

そんな新星たちがメガバンクに取って代わるのか、非常に興味深いです。

それでは見ていきましょう。

第一の刺客「ネット銀行」

メガバンクの時代を終わらせるべく、新たな刺客たちが勢い良く生まれ拡大している。
まずその一番手として、「ネット銀行」があげられる。

ネット銀行とはメガバンクとは違い、基本的に店舗を持たないことで、店舗代、店舗に関わる人件費等が必要がないインターネットを象徴するような銀行である。

その低コストによる経営スタイルにより、振込・入金・出金手数料の無料化(一部では有料)や高利回りの貯金金利や定額貯金などのサービスを取り揃える。

住信SBIネット銀行や楽天銀行では、グループの証券会社と共同でさらに有利な金利を提供したり、各社とも個性的である。

(参照→初心者向け:ネット銀行おすすめの3つの使い方

そして店舗を持たない不便さは、全国各地に点在しているコンビニのATMと提携することで、自社のATMを配備するよりも逆に取り扱い店舗が多く利便性が高まっているのだ。

「ネット銀行」を知ってしまえば、大手メガバンクを使う理由は少なくなってしまうだろう。

(参照→初心者のための”ネット銀行”・入門

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第二の刺客「ソーシャルレンディング」という新しい金融

ソーシャルレンディングとは個人間で、お金を貸したい人と、お金を借りたい人をマッチングするサービスで、例えばヤフオク!のように買いたい人と売りたい人をマッチングするオークションのような存在だ。

今までこのようなサービスが出てこなかったのは、法律の問題がついてこなかったり、生々しいお金をやりとりすることへの抵抗感があったからだろうか。

しかし昨年アメリカで”レンディングクラブ”というソーシャルレンディングサービスの会社が上場を果たし、その後も時価総額がなんと約1兆円ほどのバリューが付いているという。

売上高を見ても、その勢いが伝わってくる。

◯レンディングクラブの売上高の推移
2008年 2400万ドル(約29億円)
2009年 7600万ドル(約91億円)
2010年 2億ドル(約240億円)
2011年 4.6億ドル(約552億円)
2012年 12億ドル(約1440億円)
2013年 19億ドル(約2280億円)
2014年 62億ドル(約7440億円)

(参考→レンディング・クラブとは?アメリカ株投資の注目会社

このソーシャルレンディングというサービスは、銀行が利益の柱としている、”金貸し”そのものであり、当然競合していくことになる。

銀行は今まで、”ほぼ無償”で貯金という資金を一般庶民から預かり、そのお金で個人や企業に貸付け、莫大な利益を上げてきた。それはメガバンクの時価総額の大きさが物語っている。

しかしこのレンディングクラブのようなサービスが普及することで、「貸し手」である投資家にとっても、「借り手」である顧客にとっても、もちろんリスクはあるが、良い金利でお金を貸し借りできるようになる。

選択肢が増えるということは非常に大きな意味を持つし、投資家としては楽しみな波である。

(参照→ソーシャルレンディングとは?新しい「投資先」と「借金」方法

第三の刺客「仮想通貨」

仮想通貨やビットコインという言葉、2013年、2014年にはテレビで耳にした方も多いと思います。これはメガバンク云々言うよりも、国家の通貨に取って代わるものとして注目されている、ネット時代の新しい通貨。

ビットコインとは仮想通貨の一種で、仮想通貨は何百と種類があり、それを代表するのがビットコインリップルといった通貨です。

仮想通貨の特徴は、

1,世界共通通貨であること

2,送金が早いこと

3,手数料がほぼかからないこと

1の世界共通通貨というのは、もし自国の政府や通貨が信用出来なければ、例えば自国通貨をビットコインに両替して保有することが出来ます。

実際にアルゼンチンのデフォルト問題やロシアのルーブル危機などが起こった際には、ビットコインに両替する人が増えたといいます。

日本では世界に比べて普及が遅れていますが、世界ではビットコインでお会計できる店が徐々に増えてきているので、利便性を含む、実際のお金としての価値が高まってきています。

各国の通貨ではなく、こうした仮想通貨を持つ人が増えると、リアル通貨を扱っている銀行やクレジットカード業界などが打撃を受けることが予想でき、それらの業界人には戦々恐々でしょう。

最後に

以上「ネット銀行」「ソーシャルレンディング」「仮想通貨」というメガバンクに対抗する、新しい刺客たちを見てきましたが、それぞれにメリットという武器はとても強力なモノを持っています。

もし普及していくのであれば、逆に信用不安というデメリットを排除していくことが鍵になってきます。

そうした新星たちを迎え撃つメガバンクもうかうかしていると、首を取られかねません。

日々、銀行界隈がざわざわしてきているのを感じます。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

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